有機JASとは

有機JASとは日本農林規格が作ったひとつの規格で2000年に誕生しました。基本的な面で言うと遺伝子組み換えをしておらず、化学合成された農薬肥料などを避けて作られた食品を指しています。有機JAS規格に合格した食品を有機食品と呼んでいます。

有機JAS規格の基準となるのが土の状態です。有機JAS規格を取得するためには、有機農業の最も重要な点である栽培前2年または3年間科学肥料を使っていない土壌を使用することが必要です。多年生産物の場合は収穫前3年以上となります。有機肥料だけではなく無機肥料も認められていて炭酸カルシウム、硫黄などの無機肥料は有機JAS規格の基準には影響しません。また、基本的には農薬を使わずに栽培することが条件となってはいますがこちらも使用可能なものが30種類あります。時には特例が用いられることもあり、まだ発展途上の有機農業ですので今後も少しずつ基準が変わっていく可能性もあります。とは言っても有機JAS規格の元ともなっている有機農業の基本理念は環境を守りながら安全で質の良い食べ物を作る、というものですのでそこからは逸脱しないかたちで追加項目が作られる可能性ということです。

有機農産物のニーズが高まり始めた頃は規格がなかったことから自由に有機農産物を名乗ることが出来ました。ですがそれでは逆に有機農産物の信頼を失いかねない、という結論に達し表示ガイドラインが作られたのが有機JAS規格誕生の裏側です。表示ガイドラインは法的拘束力を持たず状況の改善が見られなかったため有機JASという規格が誕生しました。有機JAS規格に適している商品は有機JASマークを貼り、それ以外の商品が有機JASマークを貼った場合にはJAS法違反となります。


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